暗騒音工法の展望
今後の展望について
- 製品の総騒音・振動発生量を測定し,それらのデータベースを基に,工事の地域利害関係者に対する地元説明で,低騒音化への理解を深めていきます。
- 低騒音化による騒音環境負荷低減製品として,各工事現場で広く活用していただけるよう理解を求めていきます。
- 今後の開発製品として,作業時において,容易に会話(日常レベル)が出来るような低騒音化を図ります。
実施例
1.ブレーカーノイズサイレンサー
(1)切削オーバーレイ工事現場
交差点部端部の既設舗装部分の撤去。圧縮空気破裂音の消音。
(2)都市高速道路拡幅工事現場
車線拡幅部の既設コンクリート路肩部分の撤去。騒音作業環境の改善。
(3)都市下水、推進工事立坑現場
クレーン基礎コンクリート部の取り壊し。
(4)街路改良工事現場
街渠エプロンコンクリート取り壊し。
2.チゼルノイズサイレンサー
(1)切削オーバーレイ工事現場
舗装端部、人孔鉄蓋周り既設舗装撤去。
ハツリカスの飛散養生を兼ねて、ノミ先の作業騒音を遮断。
(2)都市高速道路、舗装修繕工事現場
伸縮装置周りの既設舗装取り壊し。
3.多目的防音パネル
(1)街路改良工事現場-1
透明タイプを保安設備として工事区域の見切りに設置。
騒音、粉じんから歩行者を養生、透明性アピール。
(2)街路改良工事現場-2
透明タイプでミニアイホンでの、歩道乗り入れコンクリート版取り壊し。
キャスター付なので移動が簡単。
(3)街路改良工事現場-3
隣接マンションに対して、車載コンプレッサーのエンジン騒音を吸音タイプでコの字で囲い、環境配慮をアピール。
(4)電線共同溝工事現場
夜間工事での電線共同溝敷設に当たり、既設コンクリート舗装版の区画切り切断時のコンクリートカッター騒音対策に移動式パネルを使用。
(5)都市高速道路拡幅工事現場
高架上においてマンション、ビルとの近接工事における、コンクリート取り壊し箇所の作業騒音を遮断、環境配慮をアピール。
多目的防音パネル(吸音タイプ)で四周を囲み、全体を防音シートで覆っています。
4.ノイズブラックキューブ
(1)街路改良工事現場-1
車線規制先端部の電源としてのガソリン発電機のエンジン騒音低減に。
(2)街路改良工事現場-2
規制先端部の電源としての低騒音ガソリン発電機のエンジン騒音低減に。
夜間工事で隣接するマンションに環境配慮をアピール。
(3)歩道整備工事現場
ILBブロックの切断時のカッター、集塵機の電源のガソリン発電機に。
作業環境の改善を歩行者にアピール。
(4)室内稼動機械騒音対策
密閉された室内でのエアーコンプレッサーの騒音対策に使用。
5.超低騒音プレート
(1)街路改良工事現場-1
縦断ジョイント部のプレート転圧において金属音はしません。
(2)街路改良工事現場-2
夜間における舗装摺り付け時のカン高いプレート金属音はしません。
ゼロ摺り付け時はウレタン加工仕様なので、既設路面との打撃音が無く近隣への環境配慮をアピール。
同上
6.簡易防音シート S-1
(1)街路改良工事現場-1
中央分離帯、先端工撤去工事
キャスター付の単管パイプを組み立て、防音シートS-1で前面、両側面、上面を囲い下部キャスター部の隙間はシートで覆い、騒音、飛散物対策。
内部ハツリ状況
番外編(取り壊しに伴う粉じん対策):粉じん防止システム・ベックスミニ
(1)街路改良工事現場
粉じんの発生源(ブレーカーのノミ先)にミスト噴霧。
粉じんの飛散防止を歩行者にアピール。
(2)都市高速道路拡幅現場
コンクリートハツリ作業現場から飛散する粉じんを高圧ミストでキャッチ。
現場作業環境の改善をアピール。
(3)路面切削工事に伴う粉じん対策
粉じん防止システム搭載路面切削機作業状況
システム稼動比較
システム概要
粉じん防止システム稼動施工状況
昼間工事、商店街地区施工
夜間工事、粉じん防止剤散布状況